イエローゴールド（Yellow Gold）

存在感のある煌びやかさ

イエローゴールドは黄金色をした金属で、指輪の素材の中でも一番の存在感を放ちます。ゴールドと聞くと金の延べ棒（インゴッド）を連想する方も多いと思いますが、純度100%の純金（K24）は柔らかく傷がつきやすいため、ジュエリーには向いていません。そこで他の金属と合金にして、「K18（金の含有率が75%）」にして用いられることが多いです。

日本ではプラチナに王座を譲っていますが、欧米ではプラチナよりも主流となっており、日本でもカジュアルな感覚で身につけるブライダルリングとして選ぶ方も増えています。

ピンクゴールド（Pink Gold）

女性に人気の優しい輝き

ピンクゴールドはイエローゴールドと同様、　金（Au）を主な素材とした金属ですが、イエローゴールドとは配合する金属の種類が違うため、優しい色合いになっています。

この柔らかい色合いが日本人の肌との相性が良く、特に女性に人気の素材です。また、他の金素材と比べて硬度の高い銅が多く配合されているため、傷がつきにくいという利点もあります。

ホワイトゴールド（White Gold）

プラチナよりも優れた強度

ホワイトゴールドは前述の通り、金にパラジウムなどの白い金属を混ぜた地金の上にロジウムでコーティングを施したものです。長期間使用しているとコーティングが剥がれて地金の色が見えてくることがあります。その場合はロジウムで再コーティングすれば元の綺麗な状態に戻すことができます。

ホワイトゴールドを選ぶメリットとしては、プラチナよりも強度がある点が挙げられます。プラチナジュエリーに使用されるプラチナの割合はPt900で90%、Pt950で95%ですが、K18のゴールドの割合は75%と、プラチナよりも含有率が低いことが分かります。その分、他の強度が高い金属を配合しているため、より強度がある造りになっています。

ブラックゴールド（Black Gold）

男性のおすすめのシックな色合い

ブラックゴールドは金にパラジウムやプラチナ、銀を配合した黒みがかった合金です。通常のホワイトゴールドと比べるとシックで洗練された印象となり、特に男性に支持されている色味ですが、近年では「大人の黒」が似合う女性にも人気が出ています。

ペア感を重視してお二人で同じ素材にするのも良いことですが、女性はピンクゴールド、男性はブラックゴールドと、それぞれのお好みに合わせた色選びをする方も増えてきています。

シャンパンゴールド（Champagne Gold）

近年人気のある落ち着いた色合い

シャンパンゴールドは近年ブライダル市場で人気の高まっている色で、イエローゴールドとホワイトゴールドの中間色のような落ち着いた色合いが特徴です。

淡いゴールドのため他のゴールド素材との相性も良く、日本人の肌になじみやすい色合いのため、男性女性問わずおすすめできる地金素材になっています。

パラジウム（Palladium）

白い輝きと耐久性

プラチナの同等の白い輝きを持つパラジウムは、プラチナジュエリーを硬くするための割金としても使用されるレアメタルです。人体へのアレルギーの影響が比較的少ないことから、歯科合金にも使用されています。丈夫で軽いので、普段リングを着け慣れていない方にもおすすめです。

本来はプラチナよりも地金の価格相場が低いためお求めやすい素材ですが、近年はパラジウム相場が高騰しており、プラチナの倍以上の価格で推移しています（2022年2月現在）。

高いファッション性

コンビネーションはその名の通り、プラチナ×イエローゴールド、ホワイトゴールド×ブラックゴールドといったように、別の色合い同士の素材を両方デザインに取り入れたもので、単一素材のジュエリーに比べてよりカジュアルでファッショナブルなイメージになります。

特に女性はホワイトゴールド×ピンクゴールド、男性はホワイトゴールド×ブラックゴールドの組み合わせが人気です。

ゆっくりと指輪選びをお楽しみください。

今回ご紹介したポイントを押さえて、一生を共にする、お二人だけのリングを見つけてください。
新光堂各店では、お二人にぴったりの指輪選びのお手伝いをさせていただきます。